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米英、暗黒の時代に向かっている=ダリオ氏

  • 執筆者の写真: sigma tokyo
    sigma tokyo
  • 21 時間前
  • 読了時間: 2分

世界最大のヘッジファンド、米ブリッジウォーター・アソシエイツの創設者、レイ・ダリオ氏は、米国と英国の今後を悲観的に見ており、「極めて濃い暗黒の時代に向かっている」と警告している。



過去500年を振り返り、80年サイクルからすれば、世界的にも両国にも低迷期に入る可能性があるという。


同氏の分析では、財政と債務、国内政治の不安定さ、地政学上の運送、自然災害と人類による新たな発明、特にテクノロジーの5つをサイクルを変える要素として挙げ、米英両国が危険な段階に入りつつある明確な兆候が出ていると指摘している。


「イギリスは、財政上の問題を抱えており、政府は債務に悩んでいる」とし、歳入と比較して債務が膨らめば、経済が悪化するのは必然だという。こうした金融面での圧力が次の問題、すなわち内政の不安定化に繋がるという。


貧富格差が拡大すると、社会には右派と左派に分断されるという。英国では文化的な発展が薄く、米国に見られるような活発な資本市場の動きがないことが問題だ指摘している。この分析自体には議論の余地があるものの、明確な事実は、英国では過去20年、生産性が概ね横ばいで推移していることにある。


ケンブリッジ大学公共政策学のダイアン・コイル教授は2022年、「2000年年央から生産性成長が横ばいだ。他国と比較しても、極めて状況は芳しくない」と指摘していた。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスは今年、英国を「生産性のパズル」に陥っていると評価し、「金融危機以降、労働生産性の伸びが最悪だ」と分析した。


ダリオ氏は、米国の状況も厳しいと見ている。


米国では確かに起業精神が豊富で、革新性にも優れている一方で、さまざまな分野で問題を抱えていると指摘している。その一つは、連邦政府の肥大化する債務、貧富格差が政治的な問題にまで拡大しており、民主主義そのものの課題にまで拡がっている。


 
 
 

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