ドル、セイフヘイブンの価値に疑問が拡大しつつある=調査
- sigma tokyo
- 4月6日
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外国為替ストラテジスト69人を対象とした調査では、約33%がドルのセイフヘイブン(安全への逃避)としての価値に疑問を持っていることが明らかになった。
ロイター通信が実施した同調査では、ドルのセイフヘイブンとしての価値が、長期的には
悪化すると回答したのは40%に達している。
ドイチェバンクの外国為替リサーチのグローバル責任者、ジョージ・サラヴェロス氏は、「ドルのセイフヘイブンとしての価値が低減していると見られる一時的なサインが複数損増資している。その一つは、米国自体の見通しが不安定なことで、ドルのリスク・オフとしての機能を傷つけている」とした。
さらに、「次に、米機関の安定性がさまざまな側面から疑問が生じており、世界の法律の考え方すらも、投資家にはドルに資金を振り向けるべきかの考えに不安が生じている」と指摘している。
JPモルガンのグローバル外国為替責任者、アリンダム・サンディーラ氏は、各国中央銀行が段階的ながら、ドル準備の割合を引き下げている事実を指摘している。
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