年内の米FRB利下げない=BOA
- sigma tokyo
- 8月16日
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異なる内容の米経済統計により、9月の米連邦準備制度理事会(FRB、中央銀行に相当)の金利操作動向が注目されるなかで、バンク・オブ・アメリカ(BOA)は、金利据え置き予想を変更していない。
失業率は4.2%と、前年の3.4%から上昇。国内総生産(GDP)予想は、通年予想の1.4%維持が難しいとみられている。インフレが懸念材料で、消費者物価指数(CPI)と卸売物価指数(PPI)は伸びている。
BOAは、FRBが注視する変動の大きいエネルギーと食品価格を除くコアCPI動向を踏まえた市場の見方が誤った方向に向いていると分析している。特に、FRBが目標とする2%のインフレを考慮すれば、大胆な利下げは難しいという。
「こうした状況から9月利下げの見方には疑問がある。今年は利下げゼロとのこれまでの見方を維持する」としている。
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