金、ドル安政策でも強気相場継続へ=TDセキュリティーズ
- sigma tokyo
- 3月1日
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TDセキュリティーズは、ドルの動向如何にかかわらず金(ゴールド)に一段高の可能性があるとみている。また、現物の動きと構造的な供給不足から、銀(シルバー)にも魅力があるとしている。
シニア・コモディティ(商品)ストラテジスト、ダニエル・ガーリ氏は、トランプ政権が輸出増進に向けたドル安誘導を検討しているなかで、ドル安自体が金価格にはプラスに働くと分析している。
「現在の金上昇相場の興味深いことは、ドル高が支援材料となっていることだ。市場が想定される動きをすることよりも、実際の異常な動向から学ぶべきことが重要だと考えている。
ここ1年の金価格が極めて異常だとし、「ドル高のなかで金は強気相場となっており、それだけでなく米金利も上昇しているなかでの金の上昇だ。さらに、S&P500指数も上昇している」と相場常識との違いを指摘した。
こうした常識との違った動きをしたのは、1933年に米連邦政府が金の再評価をした際と、2009年に大規模な量的緩和が断行されたときに限るという。
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