格付け機関、米債リスクを過小評価=ダリオ氏
- sigma tokyo
- 5月22日
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世界最大のヘッジファンド、米ブリッジウォーター・アソシエイツの創設者、レイ・ダリオ氏は、ムーディーズによる米ソブリン(政府)債格付け引き下げを、むしろ連邦政府が抱える赤字を過小評価していると分析、格付け変更に関する市場評価が甘いと警告している。
「格付けは、リスクを十分に反映していないことを認識すべきだ。格付け機関は、政府により債務未払いリスクしか考慮していないからだ」とした。
「格付け機関は、債務を抱える国が(紙幣を増刷することで)マネーサプライを増やすことで、借金軽減を図ることができる。これが起きると、債券保有者は、損失を被ることになる」としている。
「違う言い方をすれば、自らの資産価値を重視する向きにとって、米債のリスクは、格付け機関の評価よりも遙かに厳しいものとなる」とした。
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