米有力金融筋、米S&P500上昇に慎重な見方を維持
- sigma tokyo
- 5月18日
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米S&P500指数は4月安値から着実に回復基調にあるが、複数の有力ヘッジファンドオーナーや投資銀行幹部は、再度の安値挑戦があり得ると見ている。
例えば、大手ヘッジファンド、ポイント72の創設者で、メジャーリーグ野球「ニューヨーク・メッツ」のオーナーとして知られるステファン・コーエン氏は、足元の米経済が45%の確率でリセッション(景気後退)に陥ると警告、トランプ政権の貿易政策の不透明さが拭えないと悪材料を指摘している。
そのうえで同氏は、米株が4月安値、あるいはそこを下回る可能性があるとしている。
JPモルガンの最高経営責任者(CEO)、ジェイミー・ディモン氏も景気後退の危険性を指摘おしており、米中の関税合意を受けた金融市場の上昇を「卵が孵る前」に数を数えているような状況だと慎重な姿勢を維持している。
グリーンライト・キャピタルの創設者、デビッド・アインホーン氏は、米連邦政府が抱える巨額の財政赤字に触れ、株価上昇には警戒が必要だとしている。
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