米株、下落相場入りへ=米ヘッジファンド幹部分析
- sigma tokyo
- 6月2日
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米大手ヘッジファンド、オメガ・アドバイザーズのリサーチ・ディレクターで2021年の米株強気相場とそれに続く翌年の下落相場を的確に予想したことで知られるダグ・カス氏は、米株が下落すると分析している。
今年に入り、下落、上昇と下落を繰り返している米株に、「短期間での大きな価格変動には、事実として受け入れている。こうした中で、まとまった規模のショート（売り建て）ポジションを予定している。相場コンセンサスに対立する形とはなるが、これは新しいことではない」としている。
ショートに傾ける理由として、世界経済の不安定さと米連邦政府の保護貿易主義の危険性を挙げている。
「政治と地政学上の偏り、さらに緊張感系の激化は、おそらく穏健派が少数になることを意味し、米連邦政府が抱える赤字問題が隠されてします可能性がある。これは、連邦政府の構造的な不安定さが強調され、財政規律がけいしされ、世界的な不安定さにつながる」とした。
さらに、「米債市場が混乱することになる」としている。
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