関税問題、世界の中国離れを加速=アックマン氏
- sigma tokyo
- 5月8日
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米大手ヘッジファンド、パーシング・スクエア・マネジメントの創設者、ビル・アックマン氏は、貿易紛争が長期化していることで、世界各国の企業がサプライチェーンから中国を除く対応を進めていると指摘している。
企業による中国離れを同氏は、「すでにケーキは、焼き上がっている」状態だと表現している。
コンサルティング会社、ディーザン・シーラ&アソシエイツは、今回の関税問題を米中両国だけでなく各国にコスト負担増となると指摘している。
アックマン氏は、短期的には中国依存度の高い企業には「関税が悪影響度合いが極めて高い」としている。
ロサンゼルス港管理局のエグゼクティブ・シニア・ディレクター、ジーン・セローカ氏は、中国からの貨物取扱量が、前年比35%減少すると予想している。
アックマン氏はこの問題が長期化すれば、「中国にサプライチェーンを有する企業は、幅広く拠点シフトを進めることになる」としている。代替地としては、インド、ベトナムや米国内を挙げている。
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