2020年の投資、注目すべき4テーマ
- sigma tokyo
- 2020年1月6日
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4 investment trends for 2020 that you should know about 2020年の投資環境は、複雑化している。米中の貿易関係は緊張感がほぐれつつあり、経済サイクル終盤における金融政策により世界経済が浮上しつつあるなかで、バリュエーションは高まっており、今後の貿易協議次第では上下に振れる展開となりえる。
そのなかでも、注目すべき4つのポイントがある。
一つ目は、欧州市場の再浮上にある。
世界の投資家は、欧州を過少評価してきているなかで、英国の欧州連合(EU)離脱問題に決着が付くことで、不透明感が払しょくされる。
モルガン・スタンレーは、欧州企業の株価収益倍率が向上すると予想している。実際、欧州企業だけが同倍率向上が見込まれている。
2019年は、配当性向が重視されてきたが、2つ目のテーマは、政治的な不安定さ、経済成長の減速、そして景気後退(リセッション)懸念が、さらに安定銘柄を求める展開となりえる。
生活に必要な製品やサービスを提供する企業は、需要の急激な低下に直面する可能性は薄く、政治的な影響も受けにくい。また、多くの市場で活動し、地域にも偏りのない企業も安定的な業績が見込まれ、政治問題等の影響を受けにくい。
3つのテーマは、デジタルと人工知能(AI)だ。
バンク・オブ・アメリカ(BOA)は、現行の米中貿易問題が「技術戦争」に展開する可能性があると予想している。
特に、AI、ロボット、サイバーセキュリティー、量子コンピュータ、ビックデータと5G通信技術が注目される。
最後のテーマは、エマージング(新興)諸国市場だ。
モルガン・スタンレーは、前年と比較してエマージング市場のパフォーマンスが改善すると予想している。モルガンは、エマージング市場の投資推奨を、「アンダーウェート」から「イコール・ウェート」にしている。
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