2020年の金融市場が抱える19のリスク=ドイチェバンク
- sigma tokyo
- 2019年11月11日
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米株価は史上最高値を更新するなかで、ドイチェバンクのチーフ・エコノミスト、トーステン・スロック氏は、金融市場が直面し得るリスク、19パターンを指摘している。
その中でトップは、富の格差、所得の格差、そしてヘルスケア(健康保険)の格差を挙げている。
格差問題
米中貿易関税問題、第一段階で合意したとされながら、正式署名が依然としてないことで、今後の協議自体に不透明感が残っている
貿易紛争に起因し企業による設備投資の減退
中国経済成長の低迷、日本や欧州での景気停滞による急激なドル高
トランプ大統領弾劾の可能性と米政府機能の凍結
米大統領選挙の行方、次期大統領次第では税制、規制が大きく変わる可能性があり、企業の設備投資計画にも大きく影響する
独占禁止規定、個人情報保護とハイテク企業に関する規制強化
海外投資家による米企業債と米政府債への投資意欲減退
現代貨幣理論に基づく財政拡大政策により、欧米経済が大きく拡大する可能性
米連邦財務の増大が長期債利回りに影響を与え始める
米短期債の需給関係崩れをきっかけとしたレポレート急上昇
大統領選挙時にはFRBが利下げを渋る可能性
クレジット市場のタイト化とB級/C級債券の格差拡大
社債格付けの低下
マイナス金利の定着で、米信用市場への資金大量流入
企業収益の低下が自社株購入の低減につながる
自動車業界の縮小化が経済全体に与える悪影響
オーストラリア、カナダとスウェーデン住宅市場の崩壊
英国の欧州連後(EU)離脱
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