2020年の銘柄選択、「GARP」に注目=ゴールドマン・サックス
- sigma tokyo
- 2019年12月26日
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ゴールドマン・サックスは、2020年の銘柄選択でバリュエーションで平均を下回っている一方で、業績成長が平均を上回っている点に注目すべきだとし、いわゆるGARP、成長と価格バランスが適正な銘柄を推している。
その代表格がグーグル親会社のアルファベット。
ここ10年、成長(グロース)株は、バリュー株を超えることができていない。特にここ3年でみるとラッセル1000グロース株指数は、年間18%のペースで上昇しているが、ラッセル1000バリュー株指数の伸びは同6%にとどまっている。
これを逆にみると、グロース株のバリュエーションが高まっており、ラッセル1000グロース株は収益の28.4倍となり、10年平均の21倍を上回っている。同バリュー株は17.7倍で、同10年平均16.2倍をわずかに超えている程度。
チーフ米株ストラテジスト、デビッド・コスティン氏は、「景気の足取りが極めて強い時期、高バリュエーションに投資するリスクを取ることが可能だ。なぜならば、企業の健全性が低い銘柄でも、景気の急激な拡大によりメリットを受けることが可能となるからだ」とした。
他方、「景気低迷期、投資家は株式エクスポージャーを低減する傾向が高く、人気が集中していない、同業他社と比較してバリュエーションが低い銘柄が期待できる」とした。
アナリストは、2020年の株式相場は、成長は鈍いものの着実に伸びる年になるとしている。
コスティン氏のGARP銘柄には、アルファベット以外に、エステー・ローダー、ナショナル・オイルウェル・バルコ、ロッキード・マーチンとMGMリゾーツ・インターナショナルが含まれている。
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