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2020年は米国以外のグローバル株に期待、日本や韓国株が有望

  • 執筆者の写真: sigma tokyo
    sigma tokyo
  • 2019年12月8日
  • 読了時間: 2分

米株式は、ここ10年では最高のパフォーマンスを提供する市場であったが、2020年には他国市場が米国を上回ることが期待されている。

米国よりも他国市場が米を上回る成績を残したのは、2010年以降、わずか2回しかない。

MSCI ACWI(米を除く)上場投資信託(ETF)は、2010年以降18%しか上昇していないが、S&P500指数は180%を超える上げを残している。エマージング(新興)諸国市場に連動するETF、iシェアーズMSCIエマージング市場指数は、わずか4%のプラスにとどまっている。

他国市場が優位だとみるストラテジストは、世界各国の中央銀行が緩和策を採用していることも一因に経済成長が回復に向かうとみており、バリュエーション面で有利にある他国市場が優位にあるとみている。

BCAリサーチのチーフ・グローバル・ストラテジスト、ピーター・べレジン氏は、「10年以上にもわたり米国以外の株式市場に劣るパフォーマンスを重ねてきたが、来年は期待できる。世界経済の再加速、米ドルの下落、バリュエーション面での優位性などすべての材料が、米国以外のグローバル株を支援している」とした。

S&P500指数採用企業の株価収益倍率は、足元では20倍程度で推移している。これは、2018年4月以降の高水準。一方、グローバル株に連動するETFのACWIは14.7にとどまっている。

トップダウン・チャーツのリサーチ責任者、カルム・トーマス氏は、米株とグローバル株との間には「50%ものバリュエーション格差」が存在するとしたうえで、「米株以外のグローバル株に問題があることは否定できないが、50%ものディスカウントがある。バリュエーション格差がこれほどあれば、どこかの時点でこれを埋める動きが出るだろう」とした。

モルガン・スタンレーのチーフ米株ストラテジー、マイク・ウィルソン氏は、米市場も含まれているMSCI全世界指数がすでに、回復の足取りが見えるとしている。

同氏は、日本と韓国株を推奨している。

日本株に連動するETF、iシェアーズMSCI日本は、年初来18%上昇、2017年以降では最大の上昇率となっている。日経225指数は、今年、16.4%上昇している。

逆に韓国株に連動するiシェアーズMSCI韓国は、2%超下げている。

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