2020年代の世界経済成長、10年代の半分に=EIU
- sigma tokyo
- 2019年12月22日
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エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)は、今後10年の世界経済成長率が2010年代の半分に減速すると予想している。
チーフ・エコノミスト、サイモン・バプティスト氏は、世界経済にはすでに成長減速の兆候が見られるとし、すでに成長パターンが変わってきているという。
国際通貨基金(IMF)は、2019年の世界経済成長予想を3%と、2008/09年の金融危機以来の低水準になるとしている。これは主に、米中の貿易紛争による悪影響だという。
ここ10年、ギリシャ、イランやリビアなど十数カ国の国内総生産(GDP)成長率は、それまでの10年を下回っている。ウクライナやイタリアなどは、ほぼ横ばいとなっている。
同氏は、中国経済では成長率が鈍化していることに世界が慣れる必要があるとしたうえで、「2020年代の経済成長率は、2010年代の半分程度にとどまるとみている。もっとも高い成長が期待できるのはアフリカ(ナイジェリアを除く)と南、および東南アジアだ。個別では、バングラディシュ、ケニアとフィリピンが期待できる」とした。
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