IOCは東京五輪の延期もキャンセルもないと言明、一方で開催に懐疑的な見方が広がる
- sigma tokyo
- 2020年3月18日
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国際オリンピック委員会(IOC)は、2020年東京オリンピック・パラリンピック大会について、キャンセルも延期もないと言明しているが、コロナ・ウィルスの世界的な拡散で、開催について懐疑的な見方が広がっている。
東京五輪は、7月24日から開催される予定。
フランスの五輪委員長、デニス・マッセグリア氏は、5月末までにウィルス問題が収束しない場合には、予定通りの開催が難しいとの見解を示している。
橋本五輪担当相は、先週、「IOCと実行委員会は、大会自体のキャンセルや延期を一切、検討していない」と明言していることと、全く逆の見解が示された形だ。
IOCは、17日、同相の見解を裏付けるようなコメントを発表したが、同時に、「現時点で、明確な判断を下す必要はない」ともしている。
IOCは、「現時点で観測に基づくコメントは、日生産的となる。IOCは、全ての選手に2020年東京大会に向けた最善の準備を進めるよう求める。コロナ・ウィルスを取り巻く環境は、2020年東京大会の準備に影響を与えることは事実で、その状況は、日々変化している」とした。
すでに多くの大会がキャンセル、あるいは延期になっている。
テニスのフランス・オープンは、5月24日からの大会を9月20日に延期、欧州サッカー協会(UEFA)は、ユーロ2020大会を12カ月後にまで延期している。米大リーグやバスケットボールも延期されており、仮に東京大会が予定通り開催された場合には、今後の延期スケジュール次第ではプロ選手の五輪参加が難しくなることも想定される。
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