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アルゼンチン、9回目となるデフォルト寸前

  • 執筆者の写真: sigma tokyo
    sigma tokyo
  • 2020年4月13日
  • 読了時間: 2分

アルゼンチンは、9回目となるソブリン(政府)債デフォルト(債務不履行)に陥る可能性が高まっている。複数のアナリストが指摘している。

月内に償還を迎える債券について債権者との協議が行われているものの、同国政府の対応への不満が高まりつつあるという。

4月に入ってから、左派が率いる現政府は、約100億ドル債券へ償還を延期、今後の政府の動きを示す兆候として重要視されている。同国政府は、自らが設定した3月31日期限の830億ドル相当の民間機関との支払いを凍結、政府関係者は、今週末までに協議が妥結するとの見通しを示していた。

しかし、足元でのウィルス拡散により市場環境が悪化しており、協議が進展する可能性は低いとみられている。むしろ、アナリストは、フェルナンデスがデフォルトを宣言する環境が整いつつあると見ている。

金融アドバイザリー機関、ディシジョン・バウンダリーズのカルロス・アバディ氏は、「アルゼンチン政府は、水が入っているかを確認する前にプールに飛び込むような行為に走っているようなものだ。結果は、アルゼンチン政府の失敗に終わり、したがって、デフォルトに向かうだろう」としている。

債権団の一人は、アルゼンチン政府が投資家との合意抜きの「ハード」デフォルトに向かっているとし、「楽観的になるのは、極めて困難だ」とした。

アルゼンチン政府債は、コロナ・ウィルス拡散による広範な売りを浴び、大きく下落しており、目先のデフォルトを回避できないと投資家が考えるほどの水準にまで売り込まれている。2021年4月償還予定のアルゼンチン国債は、3月から45セント下げ、30セントで取引されている。

2017年に発行された額面1ドルの100年債は、現在、26セントまで下げている。

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