アルゼンチン・ペソ、年末大統領選に向けて急落の可能性も
- sigma tokyo
- 2019年4月10日
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厳しいリセッション(景気後退)に陥っているアルゼンチンは、通貨ペソが再び下落基調を辿っており、年末に予定されている大統領選挙に向けて、下げ足を強める可能性がある。
マクリ大統領の支持率が、ここ数カ月で急速に低下している。これは、同国ではインフレの進展、緊縮財政、貧困層も拡大していることが背景。
アルゼンチン・ペソは、週明けの取引で1ペソ=43.68ドル、前週には史上最安値の43.97ドルを付けていた。
エコノミック・インテリジェンス・ユニット(EIU)のラテン・アメリカ担当ディレクター、フィオーナ・マッキー氏は、「アルゼンチン人は、どの国よりもペソの動きに敏感に反応する。ペソの動向こそが、経済の動きそのもだと考えているようだ。したがって、外為市場でのペソの動きが極めて重要な意味を持つ」とした。
「昨年8月のような暴落を想定するような状況ではないが、どの瞬間でもボラティリティが急激に高まるリスクがある」とした。
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