イタリア中銀、政府の財政赤字拡大政策を厳しく批判
- sigma tokyo
- 2019年6月1日
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イタリア中央銀行は、同国が抱える債務が拡大しているとして、政府に警告を出した。
イタリア政府と欧州委員会とのあいだに軋轢が拡大している。欧州委は、欧州連合(EU)加盟各国の財政政策を監視・監督する機関で、同委は今週、2018年財政赤字が縮小しなかった理由を説明するよう、イタリア政府に求めていた。
同中銀は年次報告書のなかで、「一時的に公的赤字を拡大し我が国自体に一定程度の制限を設けることは、これまでのところ効果が薄いことは証明されており、むしろ害しかない。この政策が、金融環境を悪化させ、一般家計や企業のあいだの信頼感低下につながることが懸念される」とした。
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