ウィルス問題後の世界経済、債務危機に陥る危険性も
- sigma tokyo
- 2020年4月19日
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これまでに類をみないペースで拡散しているコロナ・ウィルス被害抑制に向けて、各国政府は、膨大な額の資金注入で対応している。
まとまった規模の歳出は不可避、かつ必要であることに疑問の余地はない。一方で、今回の各国政府の措置が、やがてはまとまった規模の政府債務を残すことにつながり、より大きな危機を招くとの懸念があるのも事実。
エコノミック・インテリジェンス・ユニット(EIU)は、「次には、債務問題に直面することになる」と指摘している。
「現時点では、感染拡大に対応し、経済の根幹を守り、労働者を保護するために財政措置を講じている。その結果、今後数年で、財政赤字が大きく膨れ上がることになる」とした。
ウィルス騒動が始まる前の今年1月、世界銀行は、あらたな債務危機発生の可能性を警告していた。2010年頃から顕著になった政府債務の肥大化は、1970年以降では「最大規模、最速のペース、そして世界各国に広がっている」問題だとしていた。
EIUのグローバル・フォーキャスティング・ディレクター、アガサ・ディマライス氏は、「多くの先進諸国でも、中期的には、債務危機に陥る危険性を抱えている」とした。
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