ウィルス対策と外需減退、日本の財政赤字が肥大化し債務負担が大きく増大へ=フィッチ
- sigma tokyo
- 2020年4月19日
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フィッチ・レーティングスは、コロナ・ウィルス対応に向けた政府の施策で、今年の予算赤字が大きく増加し、同時に日本政府が抱える累積債務負担が肥大化する、と警告した。
債務増大は、ソブリン債格付けに大きく影響し、今後の財政政策にアイク影響を及ぼす可能性がある。
4月上旬に安倍政権が打ち出した施策には、現金の付与、税金の一時的な猶予措置、賃金補償などが含まれている。
フィッチの推計では、こうした一連の施策が、2020年国内総生産(GDP)の3.5%に相当する。
フィッチは、今年の日本GDPを2.7%のマイナス成長と見込んでおり、今年の日本政府の債務は、対GDP比で8%になると予想している。
この水準は、今年2月2日に日本の格付けを「A」(シングルA)とし、その見通しも「安定的」とした時点のGDP比3.1%から2倍を超える水準となる。
足元では、外需が大きく減退しており、非常事態を宣言したことで外出禁止や事業そのものの停止も進められており、2020年GDP全体にも圧力がかかってくる。
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