ウィルス拡散による心理不安、実態経済に悪影響も=ノーベル賞のシラー教授
- sigma tokyo
- 2020年4月14日
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ノーベル経済学賞を受賞しているイエール大学のロバート・シラー教授は、コロナ・ウィルス拡散による不安が、経済に心理的な悪影響を及ぼす危険性があると警告した。
心理的抑圧が多く見られる事で、実態経済に悪い影響が及ぶことがあるという。
「大恐慌とは全く違う状態にある。大恐慌は10年続いた。その10年が終わるまで、失業率が12%にまで上昇することはなかった」と指摘している。
「今回は、パンデミックだ。10年続くわけではない。1年か、あるいは2年で収束するはずだ。これまでのような状況とは異なる」としている。
しかし、「物品の供給不足が、人々を不安に貶める新たな恐ろしい展開になっている。これはすなわち、数年間、人々は外出を控え、レストランなど外食をしないこともあり得る。今後数年間、ウィルス騒動が完全に収束しないこともある」とした。
これが現実化すれば、すでに歴史的な水準にまで増加している失業者が悪化することもあり得るという。
「例えば20%など、失業率が大幅に上昇すること懸念がすでに始まっている。心理的な影響が出始めている」とした。
「労働市場は、株式市場よりも遥かに対応が難しい。失業率は、簡単に上昇するが、落ち着くまでには時間がかかる」とした。
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