コロナ・ウィルス以外にも不安要因、イールドカーブ逆転間近
- sigma tokyo
- 2020年2月2日
- 読了時間: 1分
コロナ・ウィルス騒動の影で、一つ、不穏とも思える動きがある。
3カ月債券利回りと10年債との差、イールドカーブがフラットニング化している。昨年10月に、リセッション(景気後退)入り懸念が大きくクローズアップされた、逆イールド時以来の現象だ。 米連邦準備制度理事会(FRB、中央銀行に相当)の政策により、短期金利が抑えられている一方、長期債利回りは、コロナ・ウィルス騒動が世界経済成長に悪影響を及ぼすとの不安で大きく下げて(価格は上昇)している。
過去7回の本格的なリセッションでは、その前に、イールドカーブの逆転現象が見られている。
BMOキャピタル・マーケッツのモデルでは、2021年までにリセッション入りする可能性は、30~35%にとどまっている。
最新の商務省データでは、家計支出成長が1.8%に減速している。FRBのインフレ指標も事前予想よりも低水準で推移している。
コメント