コロナ相場、1987年ブラック・マンデーよりも状況悪化
- sigma tokyo
- 2020年3月14日
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著名なリサーチャー、ジェームス・ビアンコ氏は、現在のコロナ・ウィルス懸念相場が2008年金融危機よりも悪い状況にあると分析している。
米連邦準備制度理事会(FRB、中央銀行に相当)が買いレポを通じて、市場に1兆5000億ドルを供給する「核兵器オプション」を使ったが、同氏は、これをまったく効果がなかったと切り捨てている。
実際、12日木曜の相場では、1987年のブラック・マンデー以来では最悪となっている。
同氏は、「金融市場は、回復していない。1兆ドルもの資金が投下されたのに、市場が動かないのは不可思議だ。2008年を含めて自分の長い金融市場での経験のなかでも、まったく経験したことがないほど、重要な時期にある」とした。
「FRBは、再びQE(量的緩和)を打ち出すと言明した。そして、その2日後に、実際にQEに踏み切った。その規模は、これまでの5年間に実施してきたことを、わずか2日間でやり切ったことになる」とした。
「これは、金融市場が適切に機能していなためにFRBがとった措置だ。しかし流動性がなく、取引も少ない」とした。
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