シティ・プライベート、米株市場がコロナ第二波を織り込んでいないと警告
- sigma tokyo
- 2020年4月20日
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底値から回復の兆しを見せている米株式市場だが、シティ・プライベート・バンクは、コロナ・ウィルス拡散の第二波の可能性を価格として織り込んでいないとの見方を示した。
チーフ・インベストメント・オフィサー、デビッド・バイリン氏は、「米国で深刻な第二波の感染拡大が発生した場合、さらなる経済の停滞につながる。これは、明らかに市場に反映されてはいない」とした。
「ほかにも市場に織り込まれていない材料は、今回のウィルスが世界中に拡散するサイクルは、18~24カ月必要だという事実だ。ワクチン開発までに、それと同程度の時間が必要だ」とした。
今回のウィルス禍が想定よりも長期化する可能性があるなかで、同氏は、企業業績について、市場の一般的な予想よりも「遥かに」悲観的な見解を持っているとしている。同氏の分析では、3月のコロナ・ウィルスによるビジネスへの影響が、今後を推し量るうえでヒントになるとしている。
「第2・四半期には、企業業績が40%、あるいはそれを超えて収縮すると予想している。米企業の四半期収益が今年第1・四半期の水準に戻るには、9四半期かかる」とした。
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