ジャンク債が一部人気に、利回りが10%近くにまで上昇しハイリスク・ハイリターン取引で
- sigma tokyo
- 2020年4月7日
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金融市場の乱高下が続くなかで、特に大きく売り込まれていた投資不適格債、いわゆるジャンク・ボンドにかいが見られている。
デフォルト(債務不履行)リスクがある社債が、高利回りが故に一部に人気が出ているという。
デフォルト・リスクが高いからこそ、高利回りとなっているジャンク債には、ハイリスク・ハイリターンの買いが入っている。
オークトゥリー・キャピタルのクレジット担当、ハワード・マークス氏は、高利回り社債を物色しているとしている。
「エネルギー関連社債を除き、高利回り債券の利回りは6週間、あるいは2カ月前に3.5%だった。今では、これが10%に近い水準にまで来ている。ジャンク債の価格は、かなり低水準に落ち込んできている」とした。
同氏は、米連邦準備制度理事会(FRB、中央銀行に相当)による積極的な緩和策が一つの要因だとジャンク債の価格低下(=利回り上昇)を説明したうえで、「イールド自体、そしてイールド・スプレッドが魅力的になってきている」と分析している。
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