タイ・バーツ、対ドルで一段の上昇も=カシコン銀行
- sigma tokyo
- 2019年10月28日
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タイ国内大手行の一角、カシコン銀行のアナリストは、バーツが対ドルで一段の上昇を見込んでいる。
キャピタル・マーケッツ・リサーチ責任者、Kobsidthi Silpachai氏は、1ドル=30.50バーツまで上昇する可能性があるとみている。
米中の貿易紛争に完全解決の糸口がみえないなかで、エマージング(新興)諸国向けの資金がタイの債券に流入する可能性が高いという。
同氏はさらに、格付け機関、ムーディーズ・インベスターズ・サービスとフィッチ・レーティングが同国のソブリン(政府)債格付けを引き上げる可能性があるため、バーツ一段高に寄与するとしている。今後12カ月で、現在、「BBB+」(トリプルBプラス)とされている格付けが「A‐」(シングルAマイナス)に引き上げられる可能性があるという。
経常黒字も堅実な水準にあることも、バーツ高の要因の一つになっているという。
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