トルコ・リラが再び下落、金融政策姿勢の変更で
- sigma tokyo
- 2019年4月26日
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トルコ・リラが再び下げ足を強めており、昨年10月以来の低水準となった。中央銀行が対策として挙げていた「必要とあれば利上げ」を行うとしていたが、この利上げによる対応策の文言を削除したことが一因。
金融政策委員会は、「必要であれば、一段の金融緩和を行う」としていた文言を削除、それに替わり、金融政策が「インフレを目標に抑えるべく」決定されるとしている。投資家は、この姿勢変更を、ハト派寄りで消極的と見ている。
現在の代表指標金利は、24%。
インフレ率が2ケタ台にあり、通常とは異なる政策を採用し、政治による金融政策への関与など金融市場では懸念材料に事欠かない。
トルコ・リラは、1ドル=5.9500リラ前後で取引されており、前営業日比で1.5%、ここ1カ月では7%下げている。
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