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ドルの地位は盤石、当面は変わらない=英中銀総裁

  • 執筆者の写真: sigma tokyo
    sigma tokyo
  • 2019年6月7日
  • 読了時間: 1分

英イングランド銀行(中央銀行)のカーニー総裁は、世界金融市場におけるドルの施入的な地位が、目先、脅かされるような危機にはないとしたが、中国の金融市場開放が進むなかで緩やかではあるが、変化が起きているとした。

世界経済においてエマージング(新興)諸国のシェアが着実に増しているものの、ドルの圧倒的な地位は、確固としているとした。

同総裁は、世界の域内総生産(GDP)に占めるエマージング諸国の比率が36年前には、約3分の1程度であったが、米連邦準備制度理事会(FRB、中銀に相当)がタイトニングを進めている現在の60%から、2030年にはさらに75%にまで拡大する見通しだとした。

「しかし、実態経済、世界の実質経済が再編されつつある一方で、国際的な金融と財政システムは、依然として変化すら始まっていない」とした。

そのうえで同総裁は、ドルが「選ばれし通貨」であり続けるとし、一例として、少なくとも世界の貿易関連の半分は決済通貨としてドルであり、金融証券の発行も3分の2、また、各国の外貨準備高と対外債務の3分の2がドル建てだと指摘した。

「言い換えると、ブレントン・ウッズ時代(1994年)の終盤のドルの地位と、現在のドルの地位は、まったく変わっていない。そして、しばらくは、この状態が続く」とした。

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