ドルは下げに向かう、ファンダメンタルズとテクニカル両面で=シティ
- sigma tokyo
- 2019年10月25日
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シティは、テクニカルとファンダメンタルズの両面から、目先、ドルが下げに向かうと分析している。
足元で公表されている経済指標の内容が前向きではなく、特に製造業関連指標が大きく減速していることを示しており、これが米経済全体に悪影響を及ぼすと予想している。
シティによれば、悪影響の一端がすでに小売売上の減速と中古住宅販売の低調ぶりに表れているという。
米連邦準備制度理事会(FRB、中央銀行に相当)による利下げ見通しも、ドル安要因だという。
シティによれば、国際通貨基金(IMF)も米経済を悲観的に見ており、これがドル安につながる可能性がある。
シティは、各国中銀総裁や財務相が参加した最新のIMF年次総会では「複数の参加者が、ドルの勢いが失われている」という。
テクニカル面では、ドル指数の週足が下値模索の様相を示している。
先週、週足のトレンド・ラインを下抜けしたことが、特に注目される。このトレンド・ラインは、2018年序盤からのもので、ここを下抜けしたことは、極めて大きな意味を持つという。
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