ドル指数、今後大きく下落へ=シティのストラテジスト
- sigma tokyo
- 2019年11月1日
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シティのアジア太平洋地域取引ストラテジー責任者、モハメド・アパハイ氏は、米連邦準備制度理事会(FRB、中央銀行に相当)がバランシシート改善に向けて、債券購入プログラムを実施することを理由に、ドル指数が85ポイントまで下落すると予想している。
「最新の分析では、ドル指数の一段安が見込まれる。80ポイント台の後半、あるいは85まで下げる可能性があるとした。」とした。
現時点では、97ポイント付近で取引されている。
FRBは、バランスシート強化に向け債券や米債購入を実施、これを通じて市場に資金を供給している。これを一因に、債券利回りが下落している。金利下落は、通貨の価値下落につながる。
「FRBは、(最新の利下げ以降)金利引き下げサイクルを一旦は停止するとしているものの、世界の中銀でももっともハト派寄り金融政策を採用するとみている」とした。
「利下げサイクルを一旦は停止したものの、これが大きな意味を持たない。なぜならば、FRBがバランスシート拡大に動くからだ。ドルが大きく下落するとみている」とした。
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