マイナス金利の社債残高が膨張、これまで経験したことがないリスク=専門家
- sigma tokyo
- 2019年8月22日
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米政府債の長短金利が逆転する逆イールドとなり、景気後退懸念が膨らんでいるなかで、社債残高が1兆ドルを超えたことで、あらたな不安が膨らんでいる。
すでにマイナス金利となっている政府債残高は、世界で15兆ドルを超えるとの推計がある。
ビアンコ・リサーチの創設者、ジム・ビアンコ氏は、マイナス金利となっている社債が、年初では200億ドルにとどまっていたものの、足元では1兆ドルを超えており、問題だと指摘している。
「こうした社債が抱える金利リスクは、極めて高い。金融システムは、マイナス金利環境では機能しない。仮に、景気が回復に向かう局面では、マイナス金利社債に資金を投下している投資家が抱えるリスクは、これまでに経験したこともないレベルにまで膨らむ」としている。
マイナス金利となっている社債は、スウェーデンが多く、日本でも見られるという。
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