ムーディーズ、米企業の社債格付けを引き下げ
- sigma tokyo
- 2020年3月31日
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格付け機関、ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、米社債の投資格付けを「ネガティブ」に変更した。コロナ・ウィルスの経済的な影響が拡大し、米経済が景気後退(リセッション)に陥り、これが米企業の債務増大につながる危険性があるためだという。
特に「消費者需要と消費センチメントに直結」するような企業がもっとも影響を受けるとし、こうした企業には、グローバルに展開する空運、ホテルなどの宿泊とクルーズ船運営会社が含まれるとしている。
さらに石油価格が大きく下げていることで、石油とガス業界も苦しく、利益を損ないかねない低金利環境と信用の質に影響する景気後退も懸念材料だとしている。
シニア・クレジット・オフィサー、エドモンド・デフォレスト氏は、「コロナ・ウィルスは、これまで世界が経験したことのない衝撃を与えている。ウィルスの影響とこれに対応するために打ち出している政策からの経済コストが増大しており、2020年の成長予想をすでに下方修正している」とした。
「今年上半期の先進諸国経済では、ビジネス活動が大きく停滞する可能性が高い」とした。
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