世界最大のヘッジファンドが15億ドル相当の株下落ポジション構築、創業者のダリオ氏は全面否定
- sigma tokyo
- 2019年11月23日
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世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエイツは、世界の株式市場が大きく下げると考えており、総額10億ドルを超えるポジションをつくっているとほうじられている。
しかし、創設者であるレイ・ダリオ氏は、この報道を全面否定した。
ウォルストリート・ジャーナル(WSJ)紙は、ブリッジウォーターがS&P500指数、あるいはユーロSTOXX50指数、あるいは両方が下落する方向でのポジション総額が10億ドルを超えているとしている。
これに対しダリオ氏は自身のツィッターで、「(記事は)誤っている。株式市場が下落する方向でそのようなネット・ポジションは持っていないことを明確に伝えたい」とした。
「事実がたとえ見出しとはマッチしなくとも、多くの記者は衝撃的な見出しを望む、そういった環境にある。私を信じてもよりし、WSJの記者を信じてもよい」とした。
これに対し、WSJの広報担当者、スティーブ・セベリングハウス氏は、「ダリオ氏が指摘するように、記事はブリッジウォーターが『ネット』ベースで株式市場弱気のポジションを取っているとは書かれていない。記事は、ほかの可能性を指摘すると同時に、(ファンドが)多く抱えている株式ロング(買い建て)ポジションのヘッジ(保険)目的の可能性がある、と指摘している」とした。
WSJは、当初の記事で、ゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーを通じてプット・オプションを購入していたと報じている。その総額は、15億ドルになるとしている。
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