世界経済浮揚は中銀利下げだでなく、財政との融合策が必要=HSBC
- sigma tokyo
- 2019年9月30日
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HSBCは、世界各国の中央銀行が経済浮揚に向けて利下げを繰り返しているが、リセッション(景気後退)入りを防ぐには政府支出が必要だと分析している。
HSBCのエコノミストは、最近の米連邦準備制度理事会(FRB、中銀に相当)、欧州中央銀行(ECB)や他国中銀による利下げにもかかわらず、世界経済成長が2012年の欧州危機以来の低水準となっていると指摘。
地政学的なリスク、米中の貿易摩擦、英国の欧州連合(EU)離脱や中東地域の緊張激化などが、経済成長にはマイナス材料となっている。
経済協力開発機構(OECD)は、「金融と財政政策との融合により、量的緩和(QE)だけで立ち向かうよりは、GDP(国内・域内総生産)押上げには効果が高い」としている。OECDはまた、誘導政策により「資産バブル誘導の可能性が低まる」としている。
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