中国A株のMSCI指数採用加重引き上げ、中国市場に700億ドルの追加資金流入の呼び水=HSBCグローバル
- sigma tokyo
- 2019年5月1日
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HSBCグローバル・アセット・マネジメントは、MSCIエマージング(新興諸国)指数への組み入れ加重割合を5月から段階的に20%にまで引き上げることで、中国本土に上場されているA株に700億ドル相当の追加資金流入が期待できると分析している。
MSCIは、11月までに段階的に組み入れ比率加重を20%にまで引き上げるとしている。
中国と香港株式市場担当責任者、マンディー・チャン氏は、「中国A株は、グロバール株式との相関関係が低く、海外投資家にとっては分散投資の意味合いが大きい。さらに、加重が高まることで、世界有数の経済大国であり、かつ消費大国である中国へのアクセスを可能とする」としている。
「それだけでなく、海外投資家がより多く参加することで、中国市場の透明性が高まり、企業が世界標準の会計基準を導入し情報開示姿勢も他国並みに引き上げることが期待されることから、同国企業のガバナンスも改善する」としている。
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