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中国の対外貸出が「隠れ債権」化、投資家に悪影響やIMFの債務再編作業を阻害も=米ハーバード大教授

  • 執筆者の写真: sigma tokyo
    sigma tokyo
  • 2019年6月13日
  • 読了時間: 2分

中国の海外向けの融資が公式発表されている額を大きく上回っており、「隠れ債権」となっているという。専門家は、これが想定よりも厳しい経済成長減速につながる危険性があると分析している。

中国から融資を受けている国が発行している債券を購入している投資家、あるいはこくさ通貨基金(IMF)も含む組織に影響が及ぶ可能性がある。

米ハーバード大学ケネディ・スクールのカーメン・レインハート教授は、IMFなど新興国の債券を購入する形で資金を提供している組織にも中国の「隠れ債権」の影響が波及するとしている。

「中国がグローバルな債権国として台頭している。これはすなわち、隠れ債権がかなりの額に上っていることも意味する。各国が中国からの資金を借り入れているが、IMFや世界銀行には公式には報告されていないものだ」とした。

「こうした諸国は、実際に抱える債務よりも少ない額が公表される傾向がある」とした。

IMFや世銀の債務分析の正確性を欠き、財政の健全性に向けた作業を阻害する可能性があるという。

同教授は、「たとえばパキスタン向けに、IMFが債務再編計画を立てる際に、同国が中国からの借金額を正確に把握する必要がある。その把握抜きでは、目隠しをして行動するようなものだ」とした。

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