中国の米債保有が縮小、09年以来の低水準に
- sigma tokyo
- 2月21日
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中国の米財務省証券(米債)保有高が、2009年以来の低水準となった。
米財務省によれば、2024年の中国による米債保有高が前年の7590億ドルから570億ドル減少した。
複数のアナリストは、昨年の米債保有減少を、金(ゴールド)を含む資産の分散投資が進んだためだと分析している。
それだけでなく、同国独自の米債保有方針を見直し、一部を信託口座に移行していることが縮小の背景にあるとの見方も出ている。
カウンシル・オン・フォーリン・リレーションズでシニア・フェローを務めるブラッド・セッツァー氏は、「中国は、米債保有自体がリスクだとの判断を2010年頃に下した。中国資産の大きな部分が地政学上のライバル資産に投下されていることは、良くは見えないとの判断だ」と指摘している。
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