今は株買いの時期ではない、ウィルス懸念での大幅下げ相場受け＝ブラックストーン

ブラックストーンのプライベート・ウェルス・グループ、チーフ・インベストメント・ストラテジスト、ジョセフ・ジドル氏は、下げ相場が続く米株市場だが、依然として買いを入れる時期にはない、との見方を示した。

「残念ながら、まだ下げ方向にあるとみている。リスクと不透明性を比較しているのが現状で、まったく異なる要因だ」とした。

同氏によれば、コロナ・ウィルスの感染が世界的に拡大する以前は、中国経済のリスクを考慮した展開になっていた。しかし、韓国、イランや欧州など各地に拡大すると、ウィルスの経済的な影響への不透明性を考慮するようになってきた」と分析している。

世界経済への悪影響がどの程度及ぶのか、正確なところは不明だとしつつ、複数の国では、リセッション（景気後退）に陥ると予想している。

先月時点で同氏は、株価に5％程度の下げ修正を予想しており、ポートフォリオのうち15％程度をキャッシュ（現金）とするよう推奨している。

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