今年の世界経済成長、大恐慌以来の低水準に落ち込む可能性も=BOA
- sigma tokyo
- 2020年2月28日
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バンク・オブ・アメリカ(BOA)グローバル・リサーチは、今年の世界経済成長が大恐慌以来の最悪のペースになる可能性が高い。コロナ・ウィルスの影響などが懸念されるためだという。
今年の世界の域内総生産(GDP)は、プラス2.8%に減速する見通し。成長率が3%を割り込むのは、2009年年央に終わった世界金融危機以来のことだという。
この低成長率予想の最大の要因は、コロナ・ウィルスの影響。これ以外にも、米中の貿易紛争、政治的な不安定さ、日本の景気低迷と東南アジアの一部諸国が「大きな波及効果」を及ぼしているという。
エコノミスト、Aditya Bhave氏は、「中国での多大な混乱が、世界のサプライ・チェーンに悪影響を及ぼしている。アジアにとっては、観光の減退が別の悪材料となっている。限定的ではあるが、イタリアなどにウィルス影響が拡散していることも懸念される」とした。
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