債券ファンドの入超と株式の出超、一般投資家の景気後退懸念高まり示す=JPモルガン
- sigma tokyo
- 2019年10月15日
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JPモルガンは、資金の動きから少なくとも一般投資家のあいだでのリセッション(景気後退)懸念が高まっていると分析している。
足元では、債券ファンドへの資金流入が活発にみられる一方で、株式ファンドからは大量の資金が流出している。
ミューチュアルファンドや上場投資信託(ETF)にも、資金が流入しているという。
アナリスト、ニコラス・パニガーツグロ氏は、こうした資金の動きが家計支出の縮小に発展するようであれば、リセッションが本格化する可能性もあるとしている。
「個人投資家による株式ファンドから大量の資金の流出、そして、これらが債券ファンドに向かう傾向がますます高まっていることは、まさに景気拡大サイクルの最終盤期にあることを示している」とした。
インベストメント・カンパニー、ブルームバーグとEPFRの集計によれば、年初来直近までの債券ファンドは、6830億ドルの資金を集めている一方で、株式ファンドからは1770億ドルが流出している。
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