債券偏重のポートフォリオ、リスク分散の見地から見直しが必要=JPモルガン・アセット
- sigma tokyo
- 2019年11月18日
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JPモルガン・アセット・マネジメントは、マイナス金利状態が今後しばらく続くことが想定される相場環境にあって、これまでの債券偏重のヘッジ(保険)手法を見直すべきだとしている。 今後10年は、プライベート・エクイティ(PE)や実態を伴う資産からのリターンが大きくなることが想定されるなかで、伝統的に60%を株式、40%を債券としてきたポートフォリオの構成を見直すべきだという。
同社は、債券からの長期的なリターン予想を引き下げている。今後10~15年、世界経済成長が2%前後にとどまると予想されている。
グローバル・マルチアセット・ストラテジーの責任者、ジョン・ビルトン氏は、「景気拡大期の終盤にある。経済成長が減速している時期にある。株式、クレジットやオルタナティブ資産からのリターンは依然として確保できるものの、リスク資産に単純に資産を振り分けているような時代は終わった。単純な6割、4割の時代は終わりだ」とした。
「投資家は、ポートフォリオ配分を見直す必要がある。リスク軽減に向けて、ゼロ金利を視野に入れなければならない」としている。
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