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原油価格、中東情勢緊迫化で70ドル超えも

  • 執筆者の写真: sigma tokyo
    sigma tokyo
  • 2020年1月4日
  • 読了時間: 2分

原油価格が100ドルを超えて上昇するのは昔の話だが、中東での地政学的緊張の高まりで70ドルを超えるとの見方が大勢を占めている。

米国による攻撃でイラン革命軍幹部が殺害されたニュースが市場で消化されることになるが、重要な材料は、イランがとる次の行動にあるとみられている。


RBCのコモディティ・リサーチ責任者、ヘリーマ・クロフト氏は、「短期的にみるべきではない。イランは、2020年を通じて対応策を講じていくことになると考えている。一度きりで終わるような事柄ではない」とした。

北海ブレント価格は、69.50ドルまで上昇、ウェスト・テキサス・インターメディエート(WTI)は、64.09ドルまで上昇している。

こうした価格急騰シーンはこれまで、大きく上昇した後には下げる傾向があり、これは、米国でのシェール石油を一因として、原油価格が中東情勢にさほど大きく左右されない体質になりつつあることを示している。

昨年9月、サウジアラビア石油施設がドローン攻撃を受けた際の反応がまさに、現在の原油価格の性格を示している。

しかしながら、今回は、幾分か状況が異なる。

ユーラシア・グループの中東北アフリカ担当責任者、アイハム・カメル氏は、原油価格が95ドルにまで上昇する可能性を30%としている。

アゲイン・キャピタルのジョン・キルドフ氏は、少なくとも現時点では生産設備に障害が出ていないものの、イランの動向次第では影響が大きくなりかねないとし、イランの攻撃がイラク生産設備を目標とすれば、なおさらだとしている。

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