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反政府運動が続く香港、金現物市場としての存在価値に影

  • 執筆者の写真: sigma tokyo
    sigma tokyo
  • 2019年9月13日
  • 読了時間: 2分

中国は、世界最大級の金(ゴールド)現物であり、その玄関口としての香港金市場の存在価値が失われつつある。逃亡犯引き渡し条例をめぐる政治的な混乱が、長期に及んでいることからの悪影響だ。

すでに観光業に堅調な影響が出ており、宝飾販売量が激減しているという。特に宝飾品が、実際に香港から移送できるのか、ロジスティック面での懸念が大きく膨らんでいるという。


中国政府は、金現物の購入拡大計画を明らかにしているが、直接購入に踏み切る計画で香港市場を通じたものでないため、すでに香港金市場には圧力要因となっている。

これまでは、特に景気不透明な時期には、中国の金融資産は香港市場を経由して動いていたが、正常不安により香港市場の流動性が薄まることも考えられる。

香港を拠点とする金現物貿易商社、Jロバートのジャシュワ・ロバート氏は、「個人投資家レベルでは、金需要が高まっている。これは、資産のより安全な確保を求めての動きだ」とした。

しかしながら、「すでに、最低でも数百万オンス単位で、多くの金がシンガポールに移送されている。スイスに向かったわけではない」とした。

香港での学生を中心とした反政府デモが2カ月目にはいった7月、中国による香港市場を経由した金購入は、8.8085トンに縮小、ここ8年では最低水準になっていた。

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