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史上最高値更新中の米株、下値調整の危険性ある=専門家

  • 執筆者の写真: sigma tokyo
    sigma tokyo
  • 2019年4月25日
  • 読了時間: 2分

エコノミック・サイクル・リサーチ・インスティテュートの共同創設者、ラクシュマン・アシュサム氏は、米株式が史上最高値を更新しているものの、米経済が再び成長軌道に戻ったことを意味するわけではない、と警告した。

米株価が持続的な成長トレンドに復帰したと考えるのは、誤りだとしている。

「経済データを精査すると、減速が確認できる。現在、成長が減速していることは明らかだ。減速は継続して起きている」としたうえで、「すべての楽観的な見方は、まさに、リスク・オン資産でみられる」とした。

同氏は特に、鉱工業生産と消費支出の低迷を挙げている。この2つの経済指標の減速は、昨年下半期に顕著で、まったく回復の兆候を見せていないとしている。

「両指標は、頭打ちとなっている。ここ2年のあいだ、小売売上が数カ月の例外を除き、ここまで低水準で推移したことはなく、特に昨年12月は、2009年以来の低水準になっている」と指摘している。

小売売上の10年来の低迷は、12月の株価下落と同時期に起きている。

それ以降、ダウ工業株30種指数とS&P500指数はともに史上最高値を更新、ナスダック総合指数もザラ場で史上最高値を更新している。

「多くが望んでいる方向に株式市場は、反発しており、これが継続するのか。その可能性は、現時点では少ないと言える。なぜならば、経済指標の内容が芳しくないことにある」とした。

同氏は、市場が表面的な数字を追いかけており、下半期には経済成長が再び加速するとの前提で動いていると批判、こうした甘い想定が投資家には、痛みをもたらすとしている。

そのうえで、「成長を前提とした相場展開では、減速が、まさに下値修正を呼ぶ」と警告している。

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