大幅下げ相場には反転、今週の米株に上昇期待=歴史データ
- sigma tokyo
- 2020年3月4日
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これまでの市場の歴史を振り返ると、大きな売り浴びせの動きの直後には反転・上昇しているケースが目立つことから、今週の米株には上げ相場が期待できる。
コロナ・ウィルス問題が完全に解消されたわけではないものの、先週のような短い時間で大きく下げを受けて、その後の数週間で大きく上昇する傾向が見られている。
1990年以降、5営業日にわたり10%を超える下げを記録したケースを検証すると、その後の株価がしっかりと反転していることが示されている。
たとえば、2008年10月には14.6%の下げとなったが、その後2週間で、この下げをすべて取り戻し、むしろプラスとなっていた。
より典型的な事例は、9・11テロ攻撃後の相場にある。大きな売りを浴びた2週間後、S&P500指数は10.9%反発、さらに1カ月後には12.3%に、3カ月後には19%にまで上げ幅を拡大していた。
添付は、大きな下げ相場後の株価動向。
グラフの水色:2001年9月21日からの下げ相場。同様に、赤は2002年7月23日、緑は1998年8月31日、濃紺は2011年8月8日、黄色は2008年10月7日。
横軸は、下げ相場の14日後、同30日、91日、182日。

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