小型株に注目、大型株を上回るリターン期待大
- sigma tokyo
- 2019年10月10日
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出遅れ感のある小型株が見直されている。
ここ12カ月でみると、小型株主体のラッセル2000指数は、9%超下げている。大型優良株で構成されるS&P500指数は、わずかながらも上昇している。
この大型と小型株との乖離により、小型株のバリュエーションが魅力的な水準になっており、投資家にとっては絶好の買いの機会になっているとの見方が浮上している。
歴史的にみても、米連邦準備制度理事会(FRB、中央銀行に相当)が利下げサイクルに入った時期には、小型株は、大型株を上回るリターンを残す傾向が高い。
さらに、貿易紛争に解決が見えない状況に悪影響を受ける割合は、大型株と比較して悪影響を被る度合いが圧倒的に低いことも、小型株の魅力だという。
バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチのシニア米株ストラテジスト、ジム・キャリー・ホール氏は、「株価収益倍率の比較では、今後10年、小型株が大型株を上回る成績を挙げるはずだ」とした。
ジェフリーズの調査によれば、小型株のバリュエーションが2003年6月以来、もっとも魅力的な水準にある。この統計では、小型・大型株のバリュエーションが大きく拡大した直後の1年では、小型株が大型株を6%上回るリターンを挙げている。
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