市場は過度に反応、米中の貿易摩擦で株価は一段の下げも=ノーベル賞のシラー教授
- sigma tokyo
- 2019年6月2日
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ノーベル経済学賞を受賞している、イエール大学のロバート・シラー教授は、米中の貿易紛争が株式市場に一段の悪影響を与える可能性があると警告したが、それは、経済のファンダメンタルズが崩れたことではないとしている。
むしろ同教授は、この貿易協議をめぐり、投資家と市場が過度に反応していることが足元の下げにつながっていると分析している。
「一連の出来事は(相場の混乱)、まるで劇場のようだ。習近平(中国国家主席)とトランプ(米大統領)という2人の強烈な政治家が主役だ。これは、人物中心のドラマだが、その悪影響が金融市場にまで及んでいる」とした。
さらに、「今回の紛争で、ボラティティが急上昇している。いったんボラティリティが上昇した場合、一定程度は、その状況が続く傾向が高い」とした。
CBOEのボラティリティ指数は、ここ1カ月で33%上昇している。
同教授は、株式市場で一段の下げがあると予想しているが、その時期と規模を推し量ることが難しいとしている。
「関税は、物流の動きによって避けることは出来る。関税問題は、世界の終わりではない。今の市場は、投資家がほかの投資家の動向をどのように感じるかによって左右されている」とした。
しかし同氏は、米中の貿易問題がいずれは解決に向かうとし、「合意が得られるだろう」とした。
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