年初来低迷する金、年末から2020年にかけて大きく反発へ=スタンダード・チャータード
- sigma tokyo
- 2019年4月29日
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スタンダード・チャータードの貴金属リサーチ担当エグゼクティブ・ディレクター、スーキ・クーパー氏は、年初来最低価格水準にある金(ゴールド)が2020年にかけて大きく反発する、と予想している。
現在は、売られ過ぎの状態にあるという。
米連邦準備制度理事会(FRB、中央銀行に相当)が、年内は利上げを見送る方向にあることも金にはプラス材料で、同氏によれば、金融市場がこの可能性をさほど織り込んではいないという。
「FRBは、2019年と2020年は、利上げを見送ることになるだろう。これは、2021年にも予想される景気後退局面での対応措置を講じる余地を残しておくためだ」とした。
セイフヘイブンとして見られる金が、「投資家のポジションと価格は、短期的には大きな変化はないだろうが、6カ月程度で状況が変わる。現在のトレンドは、これまで見られたものとは異なる」とした。
中国とインドを中心とする中央銀行による金購入増加も、金価格には支援材料になるという。
「年末にかけて、上値追いの動きが顕著になるとみている。第4・四半期には、平均価格が1325ドルになると予想している。第4・四半期にはドルが弱含み、利回りが下げに向かうと見られている」とした。
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