投資の「パラダイム・シフト」目前、資産保護とリターン確保には「金」が最善=世界最大のヘッジファンド創設者ダリオ氏
- sigma tokyo
- 2019年7月18日
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世界最大のヘッジバンド、米ブリッジウォーター・アソシエイツの創設者、レイ・ダリオ氏は、金(ゴールド)に注目している。
これは、世界各国の中央銀行が自国通貨の押し下げを狙うべく積極的な金融政策を採用しており、これが間もなく、投資の「パラダイム・シフト」を招くためだとしている。
同氏によれば、投資家がここのところ株式や金融証券に過度に資金投下を進めており、その結果、同じような金融商品を保有していることで、リターン自体が低下していくことになると分析している。
「こうした投資では、より良い投資リターン確保の可能性が低まり、通貨価値が下落し、世界各国の間での紛争が激化する状況にあっては、最良の投資とは、たとえば金が挙げられる」とした。
「ほとんどの投資家は、金などの金融資産への投資をアンダーウェートとしている。ポートフォリオのリスク縮小を狙うようなバランスのとれたポートフォリオ構築をめざすのであれば、こうした資産を加える必要がある。ポートフォリオのリスクを下げ、リターンを強化するには、金投資を検討すべきだ」としたとし、「詳しい内容は、近い将来、投資家向けに送る書簡で説明する」とした。
株式は、歴史上、最長の強気相場にあるが、この後は「パラダイム・シフト」が起きると予想され、投資家は、考え方を変える必要があるという。
「パラダイム・シフトが起きる際には、投資家は、人気の高い商品や投資に過度に集中してしまい、結果、大きな打撃を被ることになる。一方で、こうした変化を機敏に察し懸命な判断で行動すれば、変化に対応しリターンを確保できるし、最悪でも悪影響から身を守ることができる」とした。
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