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投資家心理は変化、今年の株価はプラスで終わる説はもはや愚かではない

  • 執筆者の写真: sigma tokyo
    sigma tokyo
  • 2020年4月21日
  • 読了時間: 2分

S&P500指数は、3月23日安値から30%も反発している反面、今年の高値からはまだ14%も下げた水準にある。果たして、今年の米株価は、プラスとなるのか、多くの投資家がこの疑問を持っている。

LPLリサーチのライアン・デトリック氏は、この質問が数週間前であれば「愚かな模様」であった一蹴したであろうが、現状では投資家は自信をもって断言できない状態にあるとしている。

今年の株価が前年比プラスで終わることは難しい。

これまでの歴史を振り返ると、一時的に30%安を記録したケースでは、年初来プラスで終えたことは一度もない。

世界金融危機後の2009年、株価はピークから25%安まで下げ、その後はプラスで終えている。株式強気派は、この年の再来を期待している。この2009年3月まで、株価は18カ月連続で売り込まれていた。

セントルイス地区連銀のブラード総裁は、4月第2週にはV字型回復が難しいと判断し切れる「理由はまったく存在しない」と明言していた。一方で、バンク・オブ・アメリカのファンドマネージャー調査では、V字型回復を見込むむきは、15%に過ぎない。

コロナ・ウィルスを治療するワクチン開発が確実には見えてこないなかでは、経済封鎖が今後12~18カ月続くことも視野に入れる必要がある。モルガン・スタンレーによれば、コロナ・ウィルス問題では、終了が見えるわけではないし、終わりの始まりでもない。しかし、おそらくは、始まりの終わりで、「経済活動再開には、時間がかかる可能性が高い」としている。

金融市場は、足元では楽観的な見方が増えているが、投資家には、より確固とした材料が必要だ。

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