株価の継続的な上昇は難しい、ウィルス問題収束抜きでは=ブリン・モウわーCIO
- sigma tokyo
- 2020年3月30日
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ブリン・モウワーのチーフ・インベストメント・オフィサー(CIO)、ジェフリー・ミルズ氏は、一時は回復トレンドに乗ったように映る株式市場だが、継続的な上昇は難しいとし、コロナ・ウィルス収束の兆しが明確になるまでは、断定的に底値確認・相場反転を判断できないとしている
「経済活動がどこまで停滞するか不明だ。いつまで検疫を続けるのかも不明で、したがって、株価が継続的に上昇することは、少なくとも今後数カ月は難しいと考えている」とした。
同氏によれば、米政府による刺激策と米連邦準備制度理事会(FRB、中央銀行に相当)による債券等の購入策がすでに市場に織り込まれていると、今後の株価上昇のきっかけとなるのは、ウィルス自体への対応策確立にかかっているという。
「FRBが施策を打ち出し、クレジット市場を支援していることは、金融市場にとっては底を支えるようなものだ」とした。
同氏は、S&P500指数が10%反転上昇するようであれば、そこを利益確定売りの機会とするとしている。
「S&P500指数が2800ポイントまで上昇する可能性はある。しかし、そこは、リスクを軽減する場とするべきだ。この水準は、市場最高値と最近の安値の、ちょうど半分の地点となる」とした。
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